簡易金型による車載プロテクターの小ロット成形品

簡易金型で車載部品のプロテクターを成形しました。金型構想の承認後2.5週程度でT0になりました。アセンブリ品の写真を載せております。アセンブリは問題ありませんでしたが、公差部で深い爪部を一か所勘合詰めの調整する必要がありました。

ただ、この製品で一番難しい箇所の皿状の部分と爪の組み合わせ部は無事形状が出て、成形できました。皿は厚み0.5mmで相手物を入れた際に反力がかかるようになっていると思います。上面にも穴があいており、小さな爪をつくっています。爪と皿の形状は垂直に立っているのではなく、角度が約1°倒れているので、型構造も難しく、加工もいやらしさがありました。

弊社ではアンダーカット解析ができるソフトになっているので、少しでもアンダーカットがあれば解析で解るのですが、パッと3Dデータを見ると垂直だと思いこんでしまいます。見積り時にアンダーカットの見落としは費用や納期が大きく変わってしまうので、こういった形状は特に注意が必要です。

車載部品の開発品や短納期品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

プラスチック金型のyoutubeチャンネルのご案内

税理士YouTuberチャンネル!! のヒロ税理士こと田淵宏明先生の勉強会に参加しました。

内容はyoutube活用のコツと裏話です。私には抽象的にyoutubeチャンネルを開設した中、取組む目的を明確にする大切さを知る事が出来ました。チャンネル運営や内容についても具体的に取入れる事ができる事が多く勉強になりました。あらてめて経験し、成功した方法を知れる事は正解への近道だと思います。

とにかくもっと動画をアップ出来るようにしないと…。

リンクを張っておきます。良かったらご覧になって下さい。http://www.youtube.com/@plastic-mold

https://www.youtube.com/channel/UCSLVZVsQnYYcMKKbmYhDAbw

試作金型で内ネジ抜き置きコマの試作品、ヒーター昇温による試作成形

試作金型での試作成形になります。内ネジ抜き置きコマの試作成形品です。開発品のペレット材料での成形依頼でした。ダンベル試験片であれば弊社の金型があるのですが、ネジ形状が良いとの事で試作型を起工しました。

成形条件で金型温度を色々と試す必要がありました。型温は最大160℃まで昇温させました。予想している傾向とは違う変異点がでたりと、色々と勉強になる材料でした。

新材料であっても出来る限りご要望に添えるように、最大限努力致します。お気軽に【大阪の三宮製作所】までご相談下さい。

冬季休業

拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申しあげます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
誠に勝手ながら、下記日程を冬季休業とさせていただきます。 みなさまにはご不便をおかけいたしますが、ご了承賜りますようお願い申しあげます。

■休業期間:2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)

試作金型によるレバーブーツ試作成形品(エラストマー)

試作品のエラストマー成形品のレバーブーツになります。試作金型での案件になります。

気をつけた点は成形時のガスと成形品の離型を含めた取り方です。ガス抜きは基本はエアーベントと入れ子割り、ピンなどで逃がしていきます。それでもT0時にガス焼けとショートの傾向があり、成形条件では厳しかったので、金型を修正しました。

形状によっては、エラストマーだけでなく、試作成形品には様々なノウハウが必要になります。弊社ではトライ&エラーを繰り返し積み重ねたノウハウがあります。

エラストマー成形品でも【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問い合わせ下さい。

簡易金型による小ロットPC射出成形品のジェッティング事例と対策

 簡易金型での小ロットPCの射出成形品になります。ジェッティングが出た対策について実例です。 サイドゲートから製品までが近かったでの、ジェッティングの外観不良が出ました。

対策としては成形条件で速度を落とす事や型温を上げてジェッティングを目立ちにくくする方法があります。

今回はそれに加えてコアピンで樹脂の流れを制限し扇状に広がるように成形させる事でジェッティング対策を行いました。(3.4枚目の写真は対策後と対策前の比較) 外観面には肉厚を残しています。 ただ、コアピンの凸具合によってはウェルドが出る可能性はあります。

射出成形品はトライ成形してみると、樹脂の特性や形状によって予期せぬ問題が起こる事があります。何かあった場合でも対応できるようにトライ&エラーや対策を積み重ねて過去のデータを残しています。

もちろん、後手の対応にはならないようにする事がコストや納期の面でも大切な事です。

金型から成形まで、【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

試作金型による自動車部品の置きコマを用いた試作成形品(PBT-GF30)

試作金型による自動車部品の試作成形品になります。試作成形品の色味からして、電気自動車の高電圧部品になると思います。

PBT-GF30ですが、材料のグレードが粘りが無く、脆い感じがします。

置きコマのスライドの抜き代が大きく、数もあるので、成形サイクルがかかります。試作成形品の形状も細くて高い部分が多いので、ガス溜まりや、内倒れ等の対策も必要です。このような試作成形品は経験や実績が無いとトライ&エラーで時間がかる形状です。深さがある形状やスライド代が深い形状は金型製作だけでなく、成形性の事も要注意です。

また、試作成形品にシール面になる箇所もあり、型割りにも制限がかかる扱い難い形状でしたが、良い物が取れたと思います。

電気自動車部品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

夏季休業のお知らせ

拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申しあげます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
誠に勝手ながら、下記日程を夏季休業とさせていただきます。 みなさまにはご不便をおかけいたしますが、ご了承賜りますようお願い申しあげます。

■休業期間:2023年8月11日(金)~2023年8月15日(火)

簡易金型による個人様向け製品(PP)と簡易金型の業務フローの紹介

 

個人向けの簡易金型の業務フローを動画にまとめました。今回はお客様にもご協力頂き、動画にする事が出来ました。

業務フロー的には変わりませんが、個人向けでは、材料は弊社にある物を使って頂く事や、必要な箇所以外の寸法や外観は甘めにする事でコストダウンを図っています。

個人様でもお気軽に【大阪の三宮製作所】までご相談下さい。

個人様向けの専用ページはありませんので、お問合せの所から問い合わせる際に個人での依頼とご記載下さればスムーズに対応可能になります。

 

試作型による皮シボの車載試作成形品(プロテクターカバーPA66)

 試作型での試作成形品のプロテクターカバー(PA66)になります。外観が皮シボの仕様になっています。試作型でよく使用するアルミ合金で製作していますが、外観など問題無くできています。

試作T0品のシボ無しの艶で勘合などをご確認頂いてから皮シボの施工になります。シボが深さよって、抜き勾配は設定しています。

爪の勘合部は部分的に傾斜0°のストレートにしており、反シボ側(cor側)を入れ子にして、爪の勘合調整を出来るようにしていました。勘合調整も問題無かったので、スムーズにいきました。

皮シボ施工に関しても艶品で資料を送付して進めます。彫刻部や傾斜0°は部分的に艶消しブラストにしたり、部分的にシボ深さを60%に落としてスジが入らないようにシボ屋さんと打合せします。

写真では皮シボ品と艶品を比較しています。

試作型による皮シボ成形品であっても【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。