試作金型によるレバーブーツ試作成形品(エラストマー)

試作品のエラストマー成形品のレバーブーツになります。試作金型での案件になります。

気をつけた点は成形時のガスと成形品の離型を含めた取り方です。ガス抜きは基本はエアーベントと入れ子割り、ピンなどで逃がしていきます。それでもT0時にガス焼けとショートの傾向があり、成形条件では厳しかったので、金型を修正しました。

形状によっては、エラストマーだけでなく、試作成形品には様々なノウハウが必要になります。弊社ではトライ&エラーを繰り返し積み重ねたノウハウがあります。

エラストマー成形品でも【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問い合わせ下さい。

簡易金型による小ロットPC射出成形品のジェッティング事例と対策

 簡易金型での小ロットPCの射出成形品になります。ジェッティングが出た対策について実例です。 サイドゲートから製品までが近かったでの、ジェッティングの外観不良が出ました。

対策としては成形条件で速度を落とす事や型温を上げてジェッティングを目立ちにくくする方法があります。

今回はそれに加えてコアピンで樹脂の流れを制限し扇状に広がるように成形させる事でジェッティング対策を行いました。(3.4枚目の写真は対策後と対策前の比較) 外観面には肉厚を残しています。 ただ、コアピンの凸具合によってはウェルドが出る可能性はあります。

射出成形品はトライ成形してみると、樹脂の特性や形状によって予期せぬ問題が起こる事があります。何かあった場合でも対応できるようにトライ&エラーや対策を積み重ねて過去のデータを残しています。

もちろん、後手の対応にはならないようにする事がコストや納期の面でも大切な事です。

金型から成形まで、【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。