試作金型での試作成形になります。内ネジ抜き置きコマの試作成形品です。開発品のペレット材料での成形依頼でした。ダンベル試験片であれば弊社の金型があるのですが、ネジ形状が良いとの事で試作型を起工しました。
成形条件で金型温度を色々と試す必要がありました。型温は最大160℃まで昇温させました。予想している傾向とは違う変異点がでたりと、色々と勉強になる材料でした。
新材料であっても出来る限りご要望に添えるように、最大限努力致します。お気軽に【大阪の三宮製作所】までご相談下さい。
製品実績
簡易金型での小ロットPCの射出成形品になります。ジェッティングが出た対策について実例です。 サイドゲートから製品までが近かったでの、ジェッティングの外観不良が出ました。
対策としては成形条件で速度を落とす事や型温を上げてジェッティングを目立ちにくくする方法があります。
今回はそれに加えてコアピンで樹脂の流れを制限し扇状に広がるように成形させる事でジェッティング対策を行いました。(3.4枚目の写真は対策後と対策前の比較) 外観面には肉厚を残しています。 ただ、コアピンの凸具合によってはウェルドが出る可能性はあります。
射出成形品はトライ成形してみると、樹脂の特性や形状によって予期せぬ問題が起こる事があります。何かあった場合でも対応できるようにトライ&エラーや対策を積み重ねて過去のデータを残しています。
もちろん、後手の対応にはならないようにする事がコストや納期の面でも大切な事です。
金型から成形まで、【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。
動画は農業用資材の成形動画になります。特別なのは100%石油レスの生分解性バイオマスプラチックの材料を使用しての成形品になります。CNFを加える事でPLAのみに比べるとかなり成形性や強度なども良くなっています。
バイオマスプラスチックは一般的に量産化が難しく、成形サイクルを短縮させるための工夫が必要になります。特に成形条件だけではなく、成形サイクルを意識した金型設計が必要になります。
色々なバイオマスプラスチック、生分解性プラスチックがあります。用途に応じて最適な材料をご提案致します。ご要望なら【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。
動画では試作金型による、置きコマ方式の射出成形方法を説明しています。
アンダーカット処理方法の置きコマ方式ではプラスチック成形で自動成形する事が出来ないので、成形単価アップする理由が解って頂けると思います。
ただ、金型代の大幅なコストダウンとリードタイム短縮の大きなメリットがあります。成形品の外観や精度などは量産金型と同程度に可能です。小ロット用の試作(簡易)金型と量産用金型は単純にイニシャルコストとランニングコストとのトレードオフの関係になります。
試作品やテスト品を含めた小ロット品で置きコマ方式はご検討頂けると幸いです。
小ロット品の射出成形品には【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。
量産用金型による勘合、アセンブリのある成形品一式の紹介です。今回はレバー関連の成形品4種の金型と成形品のご依頼でした。外観にはウェットシボのご依頼もありました。
カバー上下の挟みこみ部に爪が7箇所と内側に鋳造品のパイプが通るようで、勘合調整が必要な製品になります。また、レバーの取っ手部にブロックが入る機構品になります。
カバーの爪の勘合は図面公差に対して、安全公差での金型設計が必要になり、勘合詰めする部分も金型設計の中で先にやり良いように考えておく必要があります。
T1品の測定データやアセンブリ時のガタツキを見たり、シム板で調整してみたりし、勘合詰めの寸法を打合せで決めていきます。また、T1品で外観やバリ等の修正箇所も確認しますが、この製品では勘合以外のご指摘は頂きませんでした。
成形品は金型通り完璧に転写されるわけでは無く、樹脂の流れ方向による収縮率の違い、多少の反りや変形などもあります。その点を考慮して、勘合部は完全公差にする必要があります。T1品を見て、7ヵ所ある爪でも部分的に勘合詰め寸法を調整する必要もあります。
金型修正をして、T2品で爪及び鋳造品の勘合に対して良品がとれました。また、外観のウェットシボ施工部は勘合部とは関係なく、外観はOKを頂いていたので、金型修正時にシボ施工をしました。T2品で外観やアセンブリに対してもお客様のご満足頂ける成形品が出来ました。
金型修正も、思った通りにT2の成形品に反映されて、カバー上下がガタつきなく、勘合調整がうまくいくとやりがいを感じます。
勘合やアセンブリのある金型及び成形品でも【大阪の三宮製作所】であれば安心してご要望頂けると思います。
お気軽にお問い合わせ下さい。
大型の簡易金型による射出成形品になります。鉄道車両部品になるようで、全長が320mm程度あります。また、内側に大きくて、深いアンダーカットがあります。また抜き勾配を強くしても。キャビ取られの懸念もある形状でした。。結果、特に大きな問題も無く製品は取れました。
簡易金型としては大きいサイズになります。弊社としては目安の最大は460mm程度までは対応可能ですが、アンダーカット形状や厚みによりけりです。
使用用途をお伺いし、金型費用を極力抑える事が出来る形状も提案しながら進めさせて頂きました。アンダーカット部などは少し形状が変わるだけで、費用が大きく変わる可能性も出てきます。やはり、費用を抑える提案は前向きに検討して頂ける事が多いです。
大型の簡易金型についても【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。
きたしんビジネスマッチングフェア2021に12/8.9にマイドームおおさかにて出展致しました。同じ日にテクノメッセ東大阪もマイドーム大阪で開催されており、多くのお客様にお立ち寄り頂きましてありがとうございました。
今回の展示品は【月刊プラスチック誌2020年の12月号】でも取り上げて頂いた、カセット式金型を使った簡易金型での射出成形品を中心に展示致しました。また、生分解促進添加剤【エコプラス】も展示し、たくさんのお客様にご興味頂きました。
益々技術を磨き、製品形状や材質、ロット数に応じて貴社のお役に立てるご提案が出来るように、更に進化を続ける所存です。
プラスチック樹脂、エラストマー等のサンプル品、小ロット用簡易金型及び量産用金型、小ロットから量産の射出成型品まで、何なりと御相談下さい。
特に小ロット品に関しては、小ロット用のカセット式金型、簡易金型をご検討頂く事で、量産用金型に比べ、価格と納期のメリットを大きく感じて頂けると思っております。
お気軽に【大阪の三宮製作所】までお問合せ下さい。
生分解性プラスチックでのヒンジ付きケースになります。用途は名刺ケースになっております。 生分解性プラスチックであるポリ乳酸(PLA)等ではヒンジ付きケースや薄物形状は材料特性や成形性によって対応出来ませんでしたが、【大阪の三宮製作所】であれば、生分解性プラスチックのヒンジ付きケースやヒンジキャップでも対応可能です。
通常の生分解性プラスチックは衝撃強度や靭性が脆弱で変形や割れを引き起こす材料が多いですが【エコプラス】を添加したマイクロプラスチックの残存の無い生分解性プラスチックであれば、今までの問題点が全てクリアになる可能性があるかもしれません。材料単価に関しても現実的な低コストであるkg/40円程度上がる試算です。
【大阪の三宮製作所】なら生分解性プラスチックの試作サンプル品から金型設計、製作、射出成形の製品化までトータルでサポート致します。
こんな生分解性プラスチック製品が作れたら良いのに、と思う事があれば、お気軽にお問い合せ下さい。
個人向けの簡易金型と小ロット射出成形品になります。具体的な金型費は個人向けには特別価格を設定しておりますので、180,000円とかなり費用を抑えております。成形品ロットは1ロット200個の設定です。樹脂材や成形品形状などをご相談頂ければ、出来る限り個人様向けにはお安く提供できるように最大限努力しております。
元々は3Dプリンタで販売されており、販売数量が伸びた事で小ロット用金型を検討されたようです。
3Dプリンタから射出成形品になる事で肉厚部で懸念していたヒケなどもかなり小さく抑える事ができ、製品には問題無かったようです。
アンテナを張っている個人様のアイデアには大変感銘を受ける事が多くあります。こんなアイデアを製品にしたい等、共同での開発やアイデアの買取もしています。まずはお気軽にお問合せ下さい。
個人様でも大歓迎ですので、【大阪の三宮製作所】まで何なりとご相談下さい。
個人向けやクラウドファンディングでの金型及び成形依頼や問い合わせが増加しております。当社では個人向けにも喜んで対応させて頂いております。
近年は安価な3Dプリンタの普及により、個人でのアイデアをすぐにプラスチック製品として具現化することが可能になっています。さらに携帯アプリやインターネットサービスなどを利用しての個人間取引も簡単になっています。
個人向け金型の普及により、企業が考える企画やアイデアだけでなく、個人が考えるアイデアや商材をすくい上げ、カセット金型を使用した小ロットでの量産成形で商品化のハードルをもっと下げる事が出来ると考えています。
個人のアイデア商品や企画品が商品化され、販売するところまではきています。金型や射出成形品も個人で取扱いできるように当社では最善を尽くしています。
製品形状による価格の目安ですが、(形状や材質により大きく変動します)
寸法 X(60mm)Y(40mm)Z(20mm)で20万~40万
寸法 X(100mm)Y(80mm)Z(40mm)で30万~80万
程度です。
また、3Dプリンタでは製品厚みがいくらでも問題ありませんが、金型での成形品では肉厚1mmから5mm程度の間でないと良い製品ができません。肉厚処理やアンダーカット処理などの打合せが3Dプリンタ品から成形品に変更する際に問題になることが多数あります。
【大阪の三宮製作所】ではクラウドファンディングや個人向けの案件も取扱い実績があります。3Dプリンタでは生産能力が足りないと感じている方や品質に不満な方などもお気軽に何なりとご相談、お問い合わせ下さい。
見積り依頼の際は3D製品データはstepやパラソリッドが望ましいですがSTLでも見積りは可能です。
想定成形数量(lot数量)も合わせご連絡下さい。
info@san-ss.co.jp 左記アドレスへお気軽に
金型・設計・製作 有限会社三宮製作所
〒554-0052 大阪市此花区常吉 2-3-11