簡易金型による車載プロテクターの小ロット成形品

簡易金型で車載部品のプロテクターを成形しました。金型構想の承認後2.5週程度でT0になりました。アセンブリ品の写真を載せております。アセンブリは問題ありませんでしたが、公差部で深い爪部を一か所勘合詰めの調整する必要がありました。

ただ、この製品で一番難しい箇所の皿状の部分と爪の組み合わせ部は無事形状が出て、成形できました。皿は厚み0.5mmで相手物を入れた際に反力がかかるようになっていると思います。上面にも穴があいており、小さな爪をつくっています。爪と皿の形状は垂直に立っているのではなく、角度が約1°倒れているので、型構造も難しく、加工もいやらしさがありました。

弊社ではアンダーカット解析ができるソフトになっているので、少しでもアンダーカットがあれば解析で解るのですが、パッと3Dデータを見ると垂直だと思いこんでしまいます。見積り時にアンダーカットの見落としは費用や納期が大きく変わってしまうので、こういった形状は特に注意が必要です。

車載部品の開発品や短納期品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

試作金型による自動車部品の置きコマを用いた試作成形品(PBT-GF30)

試作金型による自動車部品の試作成形品になります。試作成形品の色味からして、電気自動車の高電圧部品になると思います。

PBT-GF30ですが、材料のグレードが粘りが無く、脆い感じがします。

置きコマのスライドの抜き代が大きく、数もあるので、成形サイクルがかかります。試作成形品の形状も細くて高い部分が多いので、ガス溜まりや、内倒れ等の対策も必要です。このような試作成形品は経験や実績が無いとトライ&エラーで時間がかる形状です。深さがある形状やスライド代が深い形状は金型製作だけでなく、成形性の事も要注意です。

また、試作成形品にシール面になる箇所もあり、型割りにも制限がかかる扱い難い形状でしたが、良い物が取れたと思います。

電気自動車部品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

簡易金型による個人様向け製品(PP)と簡易金型の業務フローの紹介

 

個人向けの簡易金型の業務フローを動画にまとめました。今回はお客様にもご協力頂き、動画にする事が出来ました。

業務フロー的には変わりませんが、個人向けでは、材料は弊社にある物を使って頂く事や、必要な箇所以外の寸法や外観は甘めにする事でコストダウンを図っています。

個人様でもお気軽に【大阪の三宮製作所】までご相談下さい。

個人様向けの専用ページはありませんので、お問合せの所から問い合わせる際に個人での依頼とご記載下さればスムーズに対応可能になります。

 

置きコマ(置き中子)方式のプラスチック射出成形について

動画では試作金型による、置きコマ方式の射出成形方法を説明しています。

アンダーカット処理方法の置きコマ方式ではプラスチック成形で自動成形する事が出来ないので、成形単価アップする理由が解って頂けると思います。

ただ、金型代の大幅なコストダウンとリードタイム短縮の大きなメリットがあります。成形品の外観や精度などは量産金型と同程度に可能です。小ロット用の試作(簡易)金型と量産用金型は単純にイニシャルコストとランニングコストとのトレードオフの関係になります。

試作品やテスト品を含めた小ロット品で置きコマ方式はご検討頂けると幸いです。

小ロット品の射出成形品には【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

試作金型による極小コネクタ成形品の金型部品について

コネクタなどの部品が小さくなるとプラスチック金型部品も伴って小さくなります。3Dデータでは簡単に拡大してみるので、大きさの感覚が解りにくくなってきます。

現物の動画で見て頂くと、どれほど部品も小さいかが理解して頂けると思います。

極小品の成形品でも【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

大型の簡易型による鉄道車両用部品の成形品(ABS)


大型の簡易金型による射出成形品になります。鉄道車両部品になるようで、全長が320mm程度あります。また、側に大きくて、深いアンダーカットがあります。また抜き勾配を強くしても。キャビ取られの懸念もある形状でした。。結果、特に大きな問題も無く製品は取れました。

簡易金型としては大きいサイズになります。弊社としては目安の最大は460mm程度までは対応可能ですが、アンダーカット形状や厚みによりけりです。

使用用途をお伺いし、金型費用を極力抑える事が出来る形状も提案しながら進めさせて頂きました。アンダーカット部などは少し形状が変わるだけで、費用が大きく変わる可能性も出てきます。やはり、費用を抑える提案は前向きに検討して頂ける事が多いです。

大型の簡易金型についても【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。