試作金型・小ロット用簡易金型による射出成形品|POM製アイデア商品「MIMITAB」の製作実績

当社では、試作金型・小ロット用簡易金型の設計・製作から射出成形まで一貫して対応しています。新商品の開発や量産前の試作品製作、小ロット生産を得意としており、樹脂部品の開発を金型メーカーの立場からサポートしています。

今回ご紹介する成形品は、バッグやリュックの余ったベルトをまとめるアイデア商品「MIMITAB(ミミタブ)」です。本製品は、小ロット用簡易金型を用いて射出成形を行いました。

試作段階では、PP(ポリプロピレン)とPOM(ポリアセタール)の2種類の材料で試作成形を実施しました。それぞれの材料で成形品を製作し、実際の使用感や保持力、耐久性、操作性などを比較評価していただき、お客様に最適な材料を選定していただきました。

最終的には、繰り返し使用時の耐久性や適度な剛性、優れた耐摩耗性が評価され、POMを採用しています。

このように当社では、試作金型・小ロット用簡易金型を活用し、複数材料による比較試作や成形条件の検証にも対応しています。図面どおりに成形するだけではなく、用途や使用環境に応じた最適な材料選定をご提案できることも、金型メーカーとしての強みです。

試作段階で材料を比較・検証することで、量産開始後の仕様変更や品質トラブルのリスクを低減でき、開発コストの削減にもつながります。

当社は1960年創業の試作金型・小ロット用簡易金型メーカーとして、自動車部品、電機・電子部品、化粧品関連部品、産業機器部品、アイデア商品まで、多種多様な樹脂製品の開発を支援してきました。金型設計・製作から射出成形まで一貫対応し、お客様の開発スケジュールに合わせた短納期対応も可能です。

「試作金型を製作したい」「小ロットで射出成形したい」「PPとPOMなど複数材料で比較したい」「量産前に最適な樹脂材料を検証したい」といったご要望がございましたら【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談ください。

【製品概要】
・製品名:MIMITAB(ミミタブ)
・材質:POM(比較試作:PP・POM)
・工法:試作金型・小ロット用簡易金型による射出成形
・用途:バッグ・リュックのベルト固定用アイデア商品

試作金型(型温100-140℃)によるスーパーエンプラ材のフレーム成形品

 試作金型によるスーパーエンプラを含む成形品になります。それぞれ材料はPPS-GF40(Z-650-TS)・PPE(NIRYL)ノリル・SPS-GF30(XAREC)ザレックの3種類になります。それぞれ特徴があります。

PPS-GF40は「耐熱・剛性重視の構造部品

SPSは「電気・LED用途の耐熱材料

PPEは「軽量+電気用途のコストバランス材料」が私のイメージです。

型温は100℃~140℃までそれぞれです。弊社ではヒーター温調で調整しています。PPSがエアベンドでガス対策はしていましたが、末端には少しガスっぽいのが出ていました。フレーム形状でEPの突き出す所がないのも苦労しました。

PPSはバリがかなり出やすいので、苦労します。小ロット(100個程度)であれば、バリ処理前提でも問題ないですが、量産用であれば大変です。ガスのメンテナンスなども高頻度にする必要があります。

スーパーエンプラの成形品でも【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問い合わせください。PEEKやLCPなどにも対応しております。

簡易金型による高電圧ハウジングの小ロット成形品

 簡易金型でのハウジングの小ロット成形品になります。細かい形状も多く、隅部等もR0.15以内で仕上げました。また、アンダーカットの入れ子も小さくなるので、加工が掴み代などを考えて金型設計する必要がありました。製品材質はPBT-GF30-V0になるので、ガス焼けの対策でガス抜きは最初から対策はしていました。若干ですが、キャビ取られ傾向があったので、追加で対策しました。

ただ、一番の問題は成形サイクルが3-5分程度で置き駒も多く、滞留するとガス焼けの傾向や、色むらがでてくるので、苦労しました。

高電圧の自動車部品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

簡易金型によるコネクタハウジングの小ロット成形品

簡易金型でコネクタホルダーを成形しました。金型構想の承認後2.5週程度でT0になりました。写真の二つ穴部がゲートと圧で開いてしまう問題がでました。より細いピンはインローでズレ止めをしていたのですが、太いので、問題無いと思っていた箇所が0.2mm程度開いていました。写真の二つ穴部が少し段差になっています。

追加で入れ子を作り替えてインローを追加しました。

難燃材だったので、T0時の成形品を確認後、部分的にガス抜きも追加しました。

2回目のトライで良品が取れる事が多いですが、今回は3回目のトライ品で良品ができました。ガス対策と寸法調整、最終の微調整で製品が仕上がった順番です。

やはり深さのある製品はかなり難易度も上がります。特に反り等の変形も影響も受けやすいです。

車載部品の開発品や短納期品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

試作金型による、車載のアセンブリ品の試作品の製作

 試作金型で作った車載部品の射出成形の試作品になります。部品点数は8種類です。機構部品でアンダーカットも多く、T0まで25日程度です。試作品になるので、アンダーカットの細工は成形サイクルを重視する費用が無い部分はやり易かったです。量産になるとアンダーカットの距離や細工も多く、かなり大がかりな金型になると思います、

成形品はすべて、PBT-GF30になるので、ガス焼け、ショートの対策でガス抜き対策を丁寧にする必要がありました。お蔭で大きなガスの問題はありませんでした。量産時に反りには対策が必要になりそうでしたが、試作では矯正治具で対応しました。

部品点数のある、アセンブリ品でも【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。まとめて、勘合調整も迅速で親身な対応を致します。

簡易金型による車載プロテクターの小ロット成形品

簡易金型で車載部品のプロテクターを成形しました。金型構想の承認後2.5週程度でT0になりました。アセンブリ品の写真を載せております。アセンブリは問題ありませんでしたが、公差部で深い爪部を一か所勘合詰めの調整する必要がありました。

ただ、この製品で一番難しい箇所の皿状の部分と爪の組み合わせ部は無事形状が出て、成形できました。皿は厚み0.5mmで相手物を入れた際に反力がかかるようになっていると思います。上面にも穴があいており、小さな爪をつくっています。爪と皿の形状は垂直に立っているのではなく、角度が約1°倒れているので、型構造も難しく、加工もいやらしさがありました。

弊社ではアンダーカット解析ができるソフトになっているので、少しでもアンダーカットがあれば解析で解るのですが、パッと3Dデータを見ると垂直だと思いこんでしまいます。見積り時にアンダーカットの見落としは費用や納期が大きく変わってしまうので、こういった形状は特に注意が必要です。

車載部品の開発品や短納期品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

試作金型で内ネジ抜き置きコマの試作品、ヒーター昇温による試作成形

試作金型での試作成形になります。内ネジ抜き置きコマの試作成形品です。開発品のペレット材料での成形依頼でした。ダンベル試験片であれば弊社の金型があるのですが、ネジ形状が良いとの事で試作型を起工しました。

成形条件で金型温度を色々と試す必要がありました。型温は最大160℃まで昇温させました。予想している傾向とは違う変異点がでたりと、色々と勉強になる材料でした。

新材料であっても出来る限りご要望に添えるように、最大限努力致します。お気軽に【大阪の三宮製作所】までご相談下さい。

簡易金型による小ロットPC射出成形品のジェッティング事例と対策

 簡易金型での小ロットPCの射出成形品になります。ジェッティングが出た対策について実例です。 サイドゲートから製品までが近かったでの、ジェッティングの外観不良が出ました。

対策としては成形条件で速度を落とす事や型温を上げてジェッティングを目立ちにくくする方法があります。

今回はそれに加えてコアピンで樹脂の流れを制限し扇状に広がるように成形させる事でジェッティング対策を行いました。(3.4枚目の写真は対策後と対策前の比較) 外観面には肉厚を残しています。 ただ、コアピンの凸具合によってはウェルドが出る可能性はあります。

射出成形品はトライ成形してみると、樹脂の特性や形状によって予期せぬ問題が起こる事があります。何かあった場合でも対応できるようにトライ&エラーや対策を積み重ねて過去のデータを残しています。

もちろん、後手の対応にはならないようにする事がコストや納期の面でも大切な事です。

金型から成形まで、【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

試作金型による自動車部品の置きコマを用いた試作成形品(PBT-GF30)

試作金型による自動車部品の試作成形品になります。試作成形品の色味からして、電気自動車の高電圧部品になると思います。

PBT-GF30ですが、材料のグレードが粘りが無く、脆い感じがします。

置きコマのスライドの抜き代が大きく、数もあるので、成形サイクルがかかります。試作成形品の形状も細くて高い部分が多いので、ガス溜まりや、内倒れ等の対策も必要です。このような試作成形品は経験や実績が無いとトライ&エラーで時間がかる形状です。深さがある形状やスライド代が深い形状は金型製作だけでなく、成形性の事も要注意です。

また、試作成形品にシール面になる箇所もあり、型割りにも制限がかかる扱い難い形状でしたが、良い物が取れたと思います。

電気自動車部品も【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

町工場のプラ金型屋【大阪の三宮製作所】youtubeチャンネルの紹介

当社のyoutubeチャンネルのご案内になります。

https://youtube.com/shorts/jUZQecMcL4I

↑ショート動画もはじめました。

プラスチック金型や射出成形、金型、樹脂切削加工などを中心に紹介しているチャンネルです。

動画ですので、簡易金型や試作金型の置きコマ成形も分かり易いと思います。興味がありましたらチャンネル登録して下さい。

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