大阪メーカー向け-軟質塩ビ(PVC)-プラスチック金型による射出成形品-ニギリ(握り)

大阪のメーカー様向けのニギリ形状の軟質塩ビ(PVC)射出成形品になります。

硬度は60°です。塩ビはガスが発生し易いのと腐食しやすいので、金型の材質選定や成形時に注意が必要になります。また、ランナー、ゲートサイズやエアーベント、製品肉厚なども製品化前に不具合が起きる可能性がある部分は未然に防止するようにしています。

勘合はベアリングのような焼き嵌めの代わりに煮沸嵌めをして固定させる組付け方法でしたので、軟質塩ビでしたので、数値化しにくい寸法の調整が必要になりました。

T1品とパイプ治具を用意して、嵌め合いを確認して追い込む寸法を打ち合わで決めていきました。T2品で既製品のパイプとの勘合も良く、良品が取れました。

握り形状は背が高い物が多いので、金型構造や成形コストを勘案して、設計する必要があります。

【大阪の三宮製作所】では軟質PVCも硬質PVCもお任せ下さい。小ロットや試作も簡易金型、カセット式金型で対応も幅広く可能です。

塩ビの金型から完成品の成形品まで、ご要望がございましたら、【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合わせください。

置きコマ(置き中子)方式のプラスチック射出成形について

動画では試作金型による、置きコマ方式の射出成形方法を説明しています。

アンダーカット処理方法の置きコマ方式ではプラスチック成形で自動成形する事が出来ないので、成形単価アップする理由が解って頂けると思います。

ただ、金型代の大幅なコストダウンとリードタイム短縮の大きなメリットがあります。成形品の外観や精度などは量産金型と同程度に可能です。小ロット用の試作(簡易)金型と量産用金型は単純にイニシャルコストとランニングコストとのトレードオフの関係になります。

試作品やテスト品を含めた小ロット品で置きコマ方式はご検討頂けると幸いです。

小ロット品の射出成形品には【大阪の三宮製作所】までお気軽にお問合せ下さい。

マイクロバイス(口幅15mm)の製作及び販売について(超小型バイス)


精密マイクロバイスの製作しました。自社用に製作したのを機に同業者からの製作依頼もあり販売を検討しております。

わざわざ作った理由は近年の軽量化や省スペース化に伴い極小品のコネクタ品などの成形品が多くなってきました。極小の成形品を製作するにはもちろん極小の金型を製作しますが、その金型部品を加工する際のクランプ方法の検討や心出しなどに時間を費やす事が多くなっていました。

通常の市販品では口幅25mm程度のバイスが最小でしたが、より小部品を掴むには片持ち対策などが必要で、不便でした。

また市販のマイクロバイスで口幅が25mmより小さなモノもありましたが、締め付け力が不安でした。WC加工や放電加工の際は負荷が少ないですが、ミーリング加工(切削加工)では厳しそうでした。そのような経緯があり、口幅15mmのマイクロバイスを製作する事にしました。

ツバが付いた金型部品でもツバ部を躱してクランプ可能だったり、口幅が狭いので、片持ちクランプになりにくいのでかなり使い勝手が良く、もっと早く作れば良かったです。

もしかして、弊社で欲しかったという事は他にも探しておられる企業様もいるのではないかと販売を検討する事にしました。今回はNAK80の窒化で対応する事にしましたが、SK材からの焼き入れも検討する必要があるのかと思案しております。

ご興味のある方は info@san-ss.so.jp 【大阪の三宮製作所】までお気軽にご連絡下さい。

量産用金型によるアセンブリの成形品一式(爪、鋳造品との勘合品)

量産用金型による勘合、アセンブリのある成形品一式の紹介です。今回はレバー関連の成形品4種の金型と成形品のご依頼でした。外観にはウェットシボのご依頼もありました。

カバー上下の挟みこみ部に爪が7箇所と内側に鋳造品のパイプが通るようで、勘合調整が必要な製品になります。また、レバーの取っ手部にブロックが入る機構品になります。

カバーの爪の勘合は図面公差に対して、安全公差での金型設計が必要になり、勘合詰めする部分も金型設計の中で先にやり良いように考えておく必要があります。

T1品の測定データやアセンブリ時のガタツキを見たり、シム板で調整してみたりし、勘合詰めの寸法を打合せで決めていきます。また、T1品で外観やバリ等の修正箇所も確認しますが、この製品では勘合以外のご指摘は頂きませんでした。

成形品は金型通り完璧に転写されるわけでは無く、樹脂の流れ方向による収縮率の違い、多少の反りや変形などもあります。その点を考慮して、勘合部は完全公差にする必要があります。T1品を見て、7ヵ所ある爪でも部分的に勘合詰め寸法を調整する必要もあります。

金型修正をして、T2品で爪及び鋳造品の勘合に対して良品がとれました。また、外観のウェットシボ施工部は勘合部とは関係なく、外観はOKを頂いていたので、金型修正時にシボ施工をしました。T2品で外観やアセンブリに対してもお客様のご満足頂ける成形品が出来ました。

金型修正も、思った通りにT2の成形品に反映されて、カバー上下がガタつきなく、勘合調整がうまくいくとやりがいを感じます。

勘合やアセンブリのある金型及び成形品でも【大阪の三宮製作所】であれば安心してご要望頂けると思います。

お気軽にお問い合わせ下さい。

大型の簡易型による鉄道車両用部品の成形品(ABS)


大型の簡易金型による射出成形品になります。鉄道車両部品になるようで、全長が320mm程度あります。また、側に大きくて、深いアンダーカットがあります。また抜き勾配を強くしても。キャビ取られの懸念もある形状でした。。結果、特に大きな問題も無く製品は取れました。

簡易金型としては大きいサイズになります。弊社としては目安の最大は460mm程度までは対応可能ですが、アンダーカット形状や厚みによりけりです。

使用用途をお伺いし、金型費用を極力抑える事が出来る形状も提案しながら進めさせて頂きました。アンダーカット部などは少し形状が変わるだけで、費用が大きく変わる可能性も出てきます。やはり、費用を抑える提案は前向きに検討して頂ける事が多いです。

大型の簡易金型についても【大阪の三宮製作所】までお気軽にご相談下さい。

 

 

きたしんビジネスマッチングフェア2021出展の報告

きたしんビジネスマッチングフェア2021に12/8.9にマイドームおおさかにて出展致しました。同じ日にテクノメッセ東大阪もマイドーム大阪で開催されており、多くのお客様にお立ち寄り頂きましてありがとうございました。

今回の展示品は【月刊プラスチック誌2020年の12月号】でも取り上げて頂いた、カセット式金型を使った簡易金型での射出成形品を中心に展示致しました。また、生分解促進添加剤【エコプラス】も展示し、たくさんのお客様にご興味頂きました。

益々技術を磨き、製品形状や材質、ロット数に応じて貴社のお役に立てるご提案が出来るように、更に進化を続ける所存です。

プラスチック樹脂、エラストマー等のサンプル品、小ロット用簡易金型及び量産用金型、小ロットから量産の射出成型品まで、何なりと御相談下さい。

特に小ロット品に関しては、小ロット用のカセット式金型、簡易金型をご検討頂く事で、量産用金型に比べ、価格と納期のメリットを大きく感じて頂けると思っております。

お気軽に【大阪の三宮製作所】までお問合せ下さい。

 

 

 

 

個人向け簡易金型と射出成形品(車内用アクセサリー部品)

 個人向けの簡易金型と小ロット射出成形品になります。具体的な金型費は個人向けには特別価格を設定しておりますので、180,000円とかなり費用を抑えております。成形品ロットは1ロット200個の設定です。樹脂材や成形品形状などをご相談頂ければ、出来る限り個人様向けにはお安く提供できるように最大限努力しております。

元々は3Dプリンタで販売されており、販売数量が伸びた事で小ロット用金型を検討されたようです。

3Dプリンタから射出成形品になる事で肉厚部で懸念していたヒケなどもかなり小さく抑える事ができ、製品には問題無かったようです。

アンテナを張っている個人様のアイデアには大変感銘を受ける事が多くあります。こんなアイデアを製品にしたい等、共同での開発やアイデアの買取もしています。まずはお気軽にお問合せ下さい。

個人様でも大歓迎ですので、【大阪の三宮製作所】まで何なりとご相談下さい。