自動車メーカー向け部品のインサート試作金型と試作成形品

自動車メーカー様向けの簡易金型と試作成形品です。成形品サイズも約200mm×120mm×60mmあるのですが、納期がかなりタイトで設計から金型製作、成形まで10日間で仕上げました。インサート金具が一か所とアンダーカット処理が必要な部分が2か所あり、置き中子方式で対応しました。パート面もそれなりに変則で、爪も多かったです。なによりも納期が厳しかったです。

大阪の【三宮製作所】では短納期対応も得意としております。自社で設計から製造(CAMデータ)までのデータをtopsolid7シリーズの同じソフトを使用しているので一気通貫で製作、管理することでリードタイムの短縮を図っています。また、設計時には気付きがない場合でも、CAMのパス出し途中でマシニング加工では難しくなっている箇所等を、同じソフトなので直ぐに設計変更して対応する事が出来ます。試作金型などの短納期で設計確認に大きく時間を取れない場合には特に重宝します。

短納期の試作金型及び簡易金型も大阪の【三宮製作所】での御見積及び製作検討下さい。誠意をもってきめ細かくお伺い致します。是非ご相談下さい。

“自動車メーカー向け部品のインサート試作金型と試作成形品” の続きを読む

樹脂の試作成形品!簡易型(試作型)によるアンダーカット有りの微細形状

簡易型(試作型)で作った微細形状の樹脂の試作品です。
肉厚が薄いところは反対側が少し透けています。上下に段付きの丸穴があり最小径は0.53mmで上下に通っています。

難しいのは真ん中の写真にあるこの微細形状で角穴(1.5mm×0.4mm)のアンダーカットがあるところです。(写真をクリックすると拡大できます)アンダーを作るコア形状の設計、製作にかなり苦労しました。試作ロット数が約1000個有るので成形の作業性も考慮するする必要がありました。成形時にはキャビ取られしたり、四角穴のアンダーカット部から成形品がちぎれたり‥。(四角のアンダーカット部だけ成形肉が薄くなるので)色々と苦労しました。成形品が小さいと金型構造を細工するのが難しいのでその辺も難しくなります。

このような微細形状のガラス入り樹脂品は切削加工や3Dプリンタでは製作できないので簡易型(カセット型)で小ロット試作するのが一番費用を抑える事ができます。小ロット用簡易型(カセット金型)は大阪の【三宮製作所】にお気軽にご連絡下さい。

超微細、精密の簡易金型(試作金型)による極小、超小型の成形品

超微細及び精密の簡易金型による試作型です。大阪の【三宮製作所】で製作した簡易型及び成形品の中でも最小です。成形品の横に米粒を一緒に写しているのでその小ささが伝わるでしょうか。※写真をクリックすると拡大してみる事ができます。

成形時のガス抜きを良くするため、コアを入れ子にしています。そのコア(写真のコア)製作に苦労しました。

コア自体が細く折れやすく、反り易いのでSKD61(ダイス鋼)で製作しています。始めにワイヤーカットで形状切り後に通常はヘソ部を加工しますが、超微細(一番大ききな径でΦ2.67)で、花の様な形状のためヘソ部の後加工をする事が出来ないので、へそ無しでワイヤーカット加工するのが大変でした。また成形品の内径部の最大値がΦ0.855mm(丸形状では無い)ので射出成形加工時に倒れないようにキャビ側にインローで入り込みを作っています。入り込みの径がΦ0.5mmで深さ0.5mmです。金型や成形ノウハウはもちろん、超微細加工、超精密加工が必要となります。

超微細形状や超小型成形品の簡易型での試作品にも対応致します。大阪の【三宮製作所】にお気軽にお問い合わせ下さい。

圧力測定用筐体の切削サンプル品

測定器具の筐体です。試作サンプル品で基盤やカバーなどのアセンブリの確認、試作機を作る予定になっています。形状に問題が無ければ、簡易金型で小ロット用で成形する予定です。筐体加工のサイドのアンダーカットの加工には治具を作って加工しました。

切削加工時では3Dデータだけでなく実物で製品形状を確認する事ができるので、金型製作時や射出成形時に問題点になりそうな所をより顕在化させる事できるので一石二鳥です。弊社には試作サンプル加工も簡易金型も製作できる強みがあります。

コネクタ成形品金型部品のワイヤーカットで2度の開放形状加工(前切り加工)

コネクタ成形品の金型部品の一部です。角(ツノ)の部分をワイヤーカットで2度の前切り加工(開放形状加工)をして形状を作っています。1度目と2度目の段差があると困るので4µm(0.004mm)以内に抑えています。10µm以内の誤差は機械のクセの部分があるので2edCutや3rdCutの時の微調整オフセット量も変えて加工しています。画面をクリックすると拡大できるので隅に角(ツノ)部分の段差を確認してみてください。分かりにくいですが、すごく薄く2度目の前切の筋が入っています。

アルミ加工によるケーシングの試作品加工(サンプル加工)

アルミ加工による試作品のケーシングになります。テストやサンプル用の製品です。掴み替えやクランプ用の治具が必要になります。中央部と左手前部分に2箇所に四角の貫通部位があり、表面と裏面の繋ぎ目を綺麗に合わせるが苦労しました。画像をクリックするとアップしますのでご覧になってください。

射出成形加工後の成形品への二次加工(穴あけ)

関西の兵庫県にあるメーカー様の案件です。射出成形加工後に治具で二次加工(穴あけ加工)をしています。通常ならスライドコアでアンダーカット処理を行うのですが、量産してから1年後に形状変更となり、現物の樹脂金型では型サイズに制限があり変更が出来なかったため二次加工での対応にしています。また、1ロットが200個程度で、年間のロット数も少なかった事もあります。

納品済みの射出成形用金型では変更が出来ないから新規製作と言うのは簡単です。当社は金型納品後もお客様の立場になって親身に考え、色々なアプローチを提案致します。金型は長い付き合いになる製品ですので、納品後も安心してご相談下さい。

射出成形品のモデル加工

射出成形品のモデル加工です。3Dプリンタ等でも製作できますが、まだまだ加工の方が低価格で提供できますね。また、3Dプリンタでの製作品は強度テスト等には使えないそうです。エラストマーやより複雑形状、インサートがある場合はカセット型の簡易金型、試作金型で試作品モデルを造ります。

化粧品向けチューブ容器用のトリミング金型(チューブ容器カット)

大阪の装置メーカー様向けの案件です。チューブ容器用のトリミング(プレス)金型です。キャップ側とは反対方向部分をR形状にカットします。ピンク色のチューブがカット後のR形状です。(白いビニルテープでチューブ容器の表記を見えなくしています)刃先部分のクリアランスや角度、チューブ容器の位置決め等がとても重要です。

絵具や医薬品等のトリミング金型の実績もありますのでお気軽に問い合わせ下さい。